蒸気多段減圧装置

設計上の特徴

デバイスの寿命が長い

多段減圧装置では、蒸気が一連の複数の減圧段階を通過する際に、蒸気が衝突して圧力を下げます。 圧力降下は、ほとんどの圧力降下装置のように曲がりくねった経路だけに依存するわけではありません。 したがって、オリフィス プレートやその他の圧力降下装置で一般的に見られる部品の侵食実例はありません。

 

より長いシステム寿命

多段減圧装置をバルブまたは他のシステム コンポーネントと組み合わせて使用すると、バルブのシート寿命が大幅に延びます。 コンデンサーやフラッシュ タンクの前に使用すると、バッフルとタンクの摩耗が大幅に減少します。
 

高い信頼性

多段減圧装置は、25年以上にわたって世界中の各産業用途に設置されてきました。高圧環境での堅牢性と信頼性が証明されています。

騒音の低減

各セクションには、その周囲に4～6個のオリフィスがあります。オリフィスは内側に排出されるため、コンポーネントの摩耗を引き起こすことなく蒸気圧が低下します。圧力は段階的に減少し、重大な圧力低下を防ぎます。各ステージは徐々に大きくなり、蒸気が膨張します。 オリフィスは、蒸気の流れを臨界速度未満に保つようにサイズ設定されています。よって、騒音が減少するという利点が得られます。
 

経済性

シンプルで実用的な設計と操作により、多段減圧装置は速度の問題に対する低コストのソリューションです。
 

柔軟性

多段減圧装置の段数は、ほぼ全ての流量要件に合わせて変更できます。当社のエンジニアリング部門がお客様と協力して、お客様のニーズに合わせて多段減圧装置を特注できます。